ジェンダー学習

ジェンダー学習

 日本共産党和歌山県委員会人権・ジェンダー平等委員会は24日、トランスジェンダー(トランス男性、戸籍上女性)の安西美樹氏を招き、学習会「自分らしく生きるってどういうこと?」を和歌山市で開き、県内5カ所とインターネットで結びました。
 安西氏が性別に違和感を持ったのは3歳ごろ。中高生のとき制服を着るのが苦痛でした。2005年に東京のゲイパレード(現東京レインボープライド)で障害のある男性がセーラー服を着て、移動式ベッドで満面の笑みで参加しているのを見て「和歌山にもたくさんの当事者がいる」と2015年に「LGBTQと愉快な仲間たち」を立ち上げました。2017年には「レインボーフェスタ和歌山」を開催し、2022年に和歌山初のパレードを実施しました。
 安西氏は、「SOGIE(ソジー)」(さまざまな性的指向、性自認、性表現)を示し、「性に関わることは全ての人が当事者です」と強調し、「男性とか女性とかじゃなく、みんな同じですよという世の中になってほしい」と望みました。「(トランスジェンダーの)知人で自殺した人が何人かいる。LGBTQを告知したことで態度を変えられたり、同じ人間なのにわけがわからない」とのべ、LGBTQ当事者の4割がソジーハラスメントを経験していることを報告しました。同性カップルのための和歌山県パートナーシップ宣誓制度が実現したことについて「なによりも、私たちが存在してもいいんだと認められたことが大きい。パートナーが入院しても面会できなかったりしたのが、医療機関での情報開示や家族として扱ってもらえる可能性がある」としつつ、パートナーが亡くなったとき資産が相続できないなど法的効力がないことを指摘。人口カバー率で85・1%と全国にパートナーシップ制度が広がるとともに、G7各国で同性婚を法的に認めていないのが日本だけであることや、同性婚を認めないのは憲法違反という判決が高等裁判所で相次いでいることを報告し「私たちは同じスタートラインに立ちたいだけ」と訴えました。
 参加者から「信頼してカミングアウトしたのに(否定的に)話題にして広めるなんてひどい」「親へのカミングアウトが一番難しいのでは」「ホモは差別語でゲイはいいとか、よくわからない」など意見や質問が出され、「性別が2つしかないということを頭からとっぱらってもらって、女性を好きな女性、男性を好きな女性とかいろいろ。個性だよねと思っていただければ」など性の多様性について深め合いました。