物価高騰対策を 奥村規子県議

 日本共産党の奥村規子和歌山県議は6月23日、物価高騰対策などで一般質問しました。
 奥村県議は、長引くコロナ禍と物価高騰で生活困窮者が増えていると指摘。子どもの貧困対策に重要な役割を果たす「子ども食堂」の増設や、学校給食費の無償化を求めました。
 福祉保健部長は「現在50の子ども食堂を200に増やしたい」と答弁。岸本知事は「給食費無償化には毎年33億円必要、国に財源措置を要望している」と答えました。
 奥村県議は、国保料・税で世帯の人数に比例し負担が増える均等割への補助や、高齢者の生活を圧迫している介護・後期高齢者医療保険料の引き下げを求めました。
 印南町・日高川町の山脈に、日本最大級である直径180メートルの超大型風力発電を22基設置することが計画されています。
 奥村県議は、計画地は度重なる土砂災害、洪水などの被害を被ってきた地域であり、作業道建設や風車の設置による森林伐採、地盤の切土、残土の発生で土砂流出は避けられないと指摘。6月の台風でも土砂が流出した現地調査の写真を示し、計画を認めてはならないと訴えました。
 農林水産部長は「地元の合意が必要」と答えました。