党100周年で田村副委員長が講演

 日本共産党南地区委員会は27日、田村智子副委員長・参院議員を招き「日本共産党の100年」を和歌山県田辺市のホスト会場と各地域26会場をつなぎ開きました。
 田村氏は、米騒動、普通選挙権運動など国民のなかで社会変革の要求が高まり、要求にまっすぐ応える政党として生まれたのが日本共産党だと強調しました。また弾圧に屈せず、国民主権・反戦平和を貫いた戦前の活動を、無産政党など国民との共同、赤旗(せっき)発行、法廷闘争など「困難ななかで党は組織としてのたたかいを続けようとした」と紹介。戦後、日本国憲法制定で果たした役割や、「50年問題」を乗り越えての綱領確定、ソ連・中国の干渉に対する自主独立のたたかいが、安保闘争やベトナム戦争反対などの闘いのなかで行われたこと、党自身の覇権主義との闘いが、「21世紀の世界をどうみるか」という改定綱領に生きていると述べました。さらに、70年代から今日にいたる反共攻撃との闘いを参加者と共有し「政治的に追い詰められているのは自民党など支配層。党の組織を大きくすることが、要求運動と政治を変える力、ここが最も問われている」と党躍進を訴えました。
 参加者から「50年問題をきちっと総括していることがよくわかった」などの感想や自衛隊などの質問が出され、田村氏は丁寧に答えました。