国葬反対・高田由一県議

 日本共産党の高田由一県議は16日、県議会で一般質問しました。
 高田県議は安倍氏国葬について「国家として安倍氏の政治を賛美・礼賛することになる。内心の自由を侵害する」と反対。県民に弔意の強制につながるような県として態度を取らないよう求め、仁坂吉伸知事は「知事として出席する」としました。また統一教会と県行政の関りについて赤坂武彦知事室長は「過去10年間を調査し、(後援名義の使用など)承認した実績はない」としました。
 高田県議は新型コロナウイルス感染症について岸田政権の無為無策を批判。「国の方針にしばられることなく、しっかりした手を」と要望。福田充宏危機管理監は紀南地方や夜間・休日の検査体制の弱さを認めました。寺本雅哉商工観光労働部長は県の支援金を廃止したことについて「売り上げ減少への支援から、需要喚起策などにシフトしている」としました。
 高田県議は食料自給率が向上した場合の県としての試算を提案。知事は「(自給率を)都道府県単位で論じることは疑問」としました。
 高田県議は、自治体が持つ個人情報を外部委託で匿名加工し企業が利用できるようにする個人情報保護法施行条例の危険性を指摘し、条例に反対しました。