カジノ誘致で臨時県議会

 和歌山県はカジノ中核とする統合型リゾート(IR)誘致のための整備計画案を和歌山県議会に提出。県議会で18日、質疑が行われました。
 日本共産党から奥村規子、高田由一両県議が登壇。奥村県議は「県民合意の得られてないものは国への申請は行うべきではない」と力説するとともに、年間650万人という過大な来訪見込みや、来訪者見込みがシンガポールの10分1なのにシンガポールの半分ほども利益を見込んでいることなどについて根拠をただしました。
 高田県議は、IRによる来訪者囲い込みによって県内観光地や宿泊施設に大きな影響がでると指摘。県と事業者が結ぶ年間の実施協定について、事業者の都合でなく政治の都合でやめるとなった場合の損害賠償について事業者と県の見解の違いを示し、実施協定案を公表するよう求めました。
 仁坂吉伸知事や田嶋久嗣理事は、根拠のない従来の答弁をくりかえしました。