党和歌山県議団は29日、来年度予算で仁坂吉伸知事と懇談

 奥村規子県議は子どもの貧困問題で要望。知事は昨年県が実施した子どもの生活実態調査の結果を紹介しながら、来年度に居場所づくりと教育指導を一体にした新政策を提案することをあきらかにしました。楠本文郎県議が提起した環境問題で、知事は太陽光発電建設に関わる県条例を示し「(乱開発に)きちんと対応する」と約束。高田由一県議が求めた被災者生活再建支援制度の拡充に対し、知事は紀伊半島大水害時の対応を例に「実際に被害を見ながらになる」としました。杉山俊雄県議は教員の変形労働時間制を県条例に制定しないよう求め、知事は「(杉山県議の意見に)賛成だ」と答えました。また知事は地球温暖化防止について「どんどん意見を出してほしい」とのべ、ひきこもりサポート事業について「全体的に実態をよく調べてみる」としました。県庁正門に非核和歌山宣言のパネルを設置することについては拒否。福祉避難所や児童相談所について現状を報告しました。