串本町の大島と潮岬

串本町の大島と潮岬は海底火山の噴火による火成岩の島として誕生しました。潮岬は砂が溜まって陸続きとなりましたが、弥生時代の笠島遺跡の調査から、2000年前には間に海峡があったことが明らかとなっています。名勝橋杭岩も浅い海で堆積した泥岩の割れ目にマグマが貫入して固まり、その後の隆起で、軟らかい泥岩層が波に削られ、硬い火成岩が残ってできました。この夏、潮岬にジオパークセンターが出来て、大地の成り立ちから気候風土、自然のメカニズムまで、こどもからお年寄りまでが楽しめ学べる拠点施設となっています。1500万年前のダイナミックな火山活動の様子も映像体験ができます。入場無料で年末年始以外は休みなしで営業しています。ジオパークガイドが2名常勤していて、館内の案内や実験の実演などを行っており、私も時々館内ガイドを担当していますので、皆さんぜひお気軽にお越しください。

串本町議 仲江 孝丸