2024年6月

奥村規子県議/子どもたちの万博動員やめよ

 和歌山県議会で日本共産党の奥村規子県議は20日、大阪・関西万博に子どもたちを動員することについて「命に関わる問題。考え直せ」と迫りました。 岸本周平知事が2月に子どもたちを万博に招待すると提案したことに対し奥村県議は、3月のメタンガス爆発をはじめ、メイン会場でのメタンガス検出、猛毒PCB土壌、地盤沈下対策などで負担が青天井、大規模災害で孤島になるなど万博会場が命の危険にさらされる場所だと指摘。交通アクセスが貧弱で、昼食休憩すらままならず、安全確保に不安がある会場に子どもたちを動員するなとただしました。知事は「(万博協会にメタンガス対策について)対応を示すよう申し入れたい。安全が確保される前提で子どもたちに行ってもらいたい」としました。 奥村県議は、「著しく適さない」などの知事意見が出された3つの巨大風力発電所計画について「事業者による乱暴な開発は災害を増加させる」とただし、立石修農林水産部長は「(森林法などの申請があれば)厳格に審査する」としました。

橋本市演説会で、くすもと文郎2区候補が訴え

 日本共産党橋本市委員会は9日、くすもと文郎衆院和歌山二区候補を迎え、和歌山県橋本市で演説会を開催。雨模様の中、用意した椅子が足りなくなるなどいっぱいの参加者を前に政治を変えようと訴えました。 くすもと氏は、「二階俊博元自民党幹事長のお膝元の御坊市で市議・県議をつとめ、自民党政治と対峙してきた」とのべ、「学校給食の無償化や介護保険料の引き下げを橋本市でも市民と共産党が力を合わせて実現してきているが、本当は国がやらなければならないこと。その国の政治を変える時がきた」「比例二議席から三議席、さらに四議席へと増やそう」とよびかけました。 会場から「自公政治を終わりにするためには」、「日本の経済をどう立て直すか」などの質問に、くすもと氏は日本共産党の経済提言や赤旗などを示しながら説明しました。参加者から「親しみやすくてわかりやすい話だった」などの感想が寄せられました。

古座川町議選・洞佳和氏が当選

 和歌山県古座川町議選が2日投開票され、日本共産党の洞佳和氏(76)が得票・率とも伸ばし4位で3期目の当選を果たしました。 洞氏は、国保税の一世帯あたり2万円の引き下げや、「ぼたん荘」をもっと気軽に利用できる町有施設に、救急医療情報キットの配布、緊急通報システムやあんしん電話の拡充、池野山への残土処理場計画は住民の声を聞く説明会を、若者が住みやすいまちにするためマイホーム取得の支援や空き家改修支援の充実などを提案し、211票(前回より36票増)、得票率12・04%(同3・23%増)を獲得し当選しました。 当日有権者数は2089人、投票率は85・78(前回87・23%)でした。  結果詳報は次の通り。( )内は前回◆和歌山県古座川町9―11 洞 佳和76現    211④▽共1(1)無8(9)定数1減、議席占有率11・11%(10・00%)