2023年3月
県議選告示
統一地方選県議選が31日告示されました。 紀の川市(定数3)は、杉山としお候補(72)=現=と、自民2、無所属1が立候補。杉山候補は、地元高校の存続や少人数学級実現などかかげ、大軍拡の自公政権に審判をと訴えました。 和歌山市(定数15)は、おくむらのり子(71)=現=、松坂みち子(66)=新=両候補のほか、自民5、公明3、維新3、国民1、参政1、無所属3が立候補。両候補は、戦争か平和かが問われる選挙、今度こそ1議席増をと訴えました。 御坊市(定数1)は、くすもと文郎候補(68)=現=と自民元職との一騎打ち。元職が「共産党の町と思われる」と政策を語れないなか、くすもと候補は、学校給食無償化などをかかげ、日本共産党と市民の共同で政治を前にと訴えました。 西牟婁郡(定数2)は、たかだよしかず候補(59)=現=と、自民1、自民推薦の無所属1が立候補。たかだ候補は、原発ゼロ、大軍拡阻止の唯一の議席を引き続き県政にと訴えました。
激戦区の様相 和歌山市
日本共産党は和歌山市区(定数15)で、おくむらのり子(71)=現=、松坂みち子(66)=新=両氏を擁立し1議席増をめざしています。ほか自民5(現有1減)、公明3(現有同)、維新3(現有2増)、国民1(現有同)、無所属3(現有同)、参政新人1の計18人が名乗りをあげるなか、政党別では、軍拡大合唱の自公とその補完勢力か、平和の日本共産党かの対決です。 自民党和歌山県連は昨年、「和歌山県『自民党政策集』」を発表。自衛隊の明記や緊急事態対応など「4項目の条文イメージ」を示すなど、戦争する国づくりのため改憲にまっしぐらです。これに呼応するかのように、県内の串本町の航空自衛隊大島レーダー基地の司令部地下化が予定され、美浜町の陸上自衛隊和歌山駐屯地、由良町の海上自衛隊阪神基地分遣基地も基地強靭化の対象になっています。まさに戦争か平和かが問われる今回の統一地方選挙で日本共産党に入党して1年の子育てに奮闘する女性は、わが子を戦場に送らないため初めてマイクを握り「戦争を止めるのは戦争が始まっていない今。選挙がその手段です。希望を持てる政治を目指す日本共産党を」と訴えました。日本共産党の両候補は、軍拡を許さず、いのち、くらし、平和を大切にする県政実現に全力をあげ奮闘しています。 岸本周平知事は、昨年知事選で小中学生の医療費や給食の無料化を公約しましたが、23年度予算では見送られました。和歌山カジノの中止、新型コロナの検査・医療拡充、洪水被害防止のため全国に先駆けてのダム事前放流など抜群の実績をほこる日本共産党県議団を4議席から5議席に伸ばし学校給食無料化などの実現を、の訴えに県民の期待が広がっています。
白浜町で演説会・たかだよしかず県議の必勝を
日本共産党南地区委員長は25日、山下芳生副委員長・参院議員を招き演説会を和歌山県白浜町で開きました。 山下氏は、定数2の西牟婁郡で自民2候補と大激戦する、たかだよしかず県議の必勝を力説。岸田政権が原発再稼働に大きく舵を切り、関西電力が原発用地だった土地を持つ白浜町への使用済み核燃料中間貯蔵施設の設置に県民が不安を抱えるなか、「和歌山に貯蔵施設をつくらせない、これができるのは西牟婁では、たかださんだけ」と訴えました。また岸田政権による戦争国家づくりのもと、和歌山の3つの自衛隊基地にも強靭化計画があることを報告し「戦争反対を貫く日本共産党だからこそ大軍拡に反対できる。県議会で平和の論陣を張る、たかださんの必勝で平和の審判を」と訴えました。 高田県議は、西牟婁郡での原発ゼロ、大軍拡ストップの議席を守るため全力をあげる決意を表明しました。 核のゴミはいらん白浜の会の小野寺安信氏は「なにがなんでも勝ってもらわねば」と訴えました。
たかだよしかず県議必勝を・市民連合が集会
市民連合田辺・西牟婁は25日、党派を超え、たかだよしかず県議の必勝をめざす「たなべの集い」を和歌山県田辺市で開きました。 共同代表の岡田政和弁護士は「よりよい環境を後世に」と応援し、脱原発わかやまの田中友氏は「(使用済み核燃料中間貯蔵施設の設置を)警戒しないといけない」と、たかだ県議に期待。主婦の和田美壽々氏は「ずっと、たかだファン」とのべ、郷土史家の浅里耕一郎氏は「トマホークミサイルに使うお金があるのなら巨大地震対策を。たかださんを再び県政に」と訴えました。 たかだ県議は「戦争か平和かが問われる大激戦の選挙」と再選に全力をあげる決意を表明しました。 山下芳生副委員長・参院議員はコロナ対策や和歌山カジノのストップなど、たかだ県議と党県議団の豊富な実績を紹介。「和歌山に使用済み核燃料中間貯蔵施設をつくらせてはいけない。これができるのは西牟婁では、たかださんだけ」と必勝を訴えました。
選択・和歌山市議選
和歌山市議選(定数38)で2月の立候補予定者説明会には42陣営が出席。内訳は党派別で日本共産党5、自民党7、公明党8、日本維新の会2、国民民主党2、立憲民主党1、参政党1、幸福実現党1、無所属、現職新人別では現職30、新人12でした。さらに立候補者が増えることも予想され、大激戦の様相です。 新型コロナウイルス感染症で和歌山県は第6波以降、それまでの全員入院の体制が崩れ、自宅療養を余儀なくされました。第8波では陣頭指揮をとる県の野尻孝子技監が「医療現場にとって最も厳しい状況」と指摘。感染者数が過去最多となるなか医療従事者も感染し人出不足になり、病床があっても稼働が困難な状況が生み出されました。救急患者の搬送先がすぐに決まらない救急搬送困難事案が和歌山市は昨年12月に75件。高齢者施設でも次々と職員が感染するなか、感染した高齢者が病院に行けず、提供できる医療が限られる施設内療養を強いられました。こうしたなか日本共産党和歌山市議団は1月、市内の高齢者施設を対象にアンケートを実施。施設内療養となったという答えが88%におよび、回答用紙の特徴はびっしりと書き込まれた記述欄でした。「職員不足で過重労働。休みが確保できない」「消毒液などが発注してもなかなかこない」「認知症で正確なゾーニングも難しい」など悲鳴が上がっています。党市議団は3月議会で市に対応を迫るとともに、国が感染者数の全数把握や医療機関・感染者への公的負担の根拠となってきたコロナの2類位置づけを季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げようとしていることを批判。医療体制、保健所体制の充実のために奮闘しています。 和歌山カジノのストップ、中学校の全員給食、18歳までの子ども医療費無料化、土砂災害などが心配な地域でのメガソーラー(太陽光発電施設)計画の3カ所不許可。この4年間だけでも日本共産党市議団は住民とスクラムを組み数々の問題で政治を前にすすめてきました。中学校給食をアレルギー対応や食育の面でもすぐれている学校ごとに調理する自校方式で、学校給食は無料に、活動的な活断層がある和泉山脈に新たに計画された2つメガソーラー計画不許可を、高すぎる国保料の引き下げを、駅にトイレを、など様々な住民要求をかかげ、市民とともに運動、実現に全力をあげています。 ◇和歌山市議選(定数38)森下さち子(60)=現南畑さち代(72)=現中村あさと(44)=現さかぐち多美子(47)=現井本ゆういち(57)=現
核ゴミ施設つくらせない
日本共産党南地区委員会12日、学習集会「原発回帰許すな 紀伊半島を核のゴミ置き場にさせない」を和歌山県白浜町で開きました。 高田よしかず県議は、関西電力が原発用地だった土地を今も所有している白浜町に使用済み核燃料中間貯蔵施設がとりざたされてきたなか「政府が県民の意向関係なしに押し付けてくるかもしれない」と指摘。原発ゼロ、核のゴミ持ち込むなの声を県政に届けるため再選に全力をあげる決意を表明しました。 講演した党中央委員会の原発専門家、鈴木剛氏は、ウクライナ戦争などの危機に乗じて原発再稼働で儲けたい電力会社や、新規建設に存続がかかるメーカーなど業界の要求を丸呑みし原発推進に舵を切った岸田政権を批判。原発推進の最大の障害が、危険・不要が誰の目にも明らかになった原発そのものにあることを強調するとともに、再稼働反対・原発ゼロと連帯し、中間貯蔵施設ノーの1点で幅広い共同をと訴えました。
選択・和歌山県議選
和歌山県議選(定数42、14選挙区)で立候補予定者説明会に出席もしくは資料を取りに来た陣営は50余。現時点で選挙になることがはっきりしているのは日本共産党が候補者を擁立する4選挙区で、流動的ながら7割の選挙区が無投票の可能性があります。問われる選択は、大軍拡・大増税の自公政権とその補完勢力か、平和とくらしを守る日本共産党かです。 自民党和歌山県連は「和歌山県『自民党政策集』2022」で政策の第一に「日本国憲法の改正を目指します」として自衛隊の明記、緊急事態条項など4項目の条文イメージを提示。2019年には自民党県連、日本会議和歌山など4団体が1600人の集会を開きました。福島原発事故後、日本の全原発が停止した2012年5月には自民党県連と自民党県議は関西電力に原発再稼働を早期におこなうよう要請しました。憲法でも原発でも自共対決の様相です。 また、子ども医療費無料化の拡充や学校給食の無償化を拒否し続けた県政を支えてきた各党・会派が伸びるのか、高校卒業までの医療費ゼロ、学校給食費の負担ゼロ、子どもの国民健康保険の均等割ゼロの3つのゼロをかかげる日本共産党が前進するのかが問われています。日本共産党県議の質問に岸本周平知事は「予算のかしこいやりくりを前提に県よる市町村への補助や負担の手法をふくめて検討していく」と答弁。「3つのゼロ」をかかげる日本共産党の全員当選に期待が広がっています。 和歌山カジノは県議会で昨年否決されましたが、カジノそのものには賛成の県議も多く、県もIR推進室を地域プロジェクト対策室と名前を変えて温存。火種は残っています。カジノを許さない日本共産党の5人全員当選が求められています。 立候補状況 和歌山市区(定数15)で日本共産党は1議席増の2議席をめざし、ほか自民5(現有1減)、公明3(現有同)、維新3(現有2増)、国民1(現有同)、無所属3(現有同)、参政新人1の計18人が名乗りをあげています。 紀の川市区(定数3・欠員1)は、日本共産党1(現有同)、自民2(現有1増)、無所属新人1の立候補が予想されます。 御坊市区(定数1)は、日本共産党現職と自民元職による対決です。 西牟婁郡区(定数2)は、日本共産党1(現有同)、自民1(現有同)、自民推薦新人1です。 候補者名簿◇和歌山市区(定数15) おくむらのり子(71)=現 松坂みち子候補(66)=新◇紀の川市区(定数3) 杉山としお候補(72)=現◇御坊市区(定数1) くすもと文郎(68)=現◇西牟婁郡区(定数2) たかだよしかず(59)=現
衆院和歌山1区補選に、くにしげ秀明氏
日本共産党和歌山県委員会は8日、県庁内で会見。党北部地区委員長の、くにしげ秀明氏(62)=新=が岸本周平衆院議員の知事転出に伴って実施される衆院和歌山1区補選(4月11日告示、23日投票)への出馬を表明しました。 くにしげ氏は、岸田自公政権がすすめる戦争国家づくりを批判。専守防衛を完全に投げ捨てる敵基地攻撃能力の保有が、自衛隊と米軍が融合する形で相手国の基地や政府中枢などを攻撃する全面戦争、先制攻撃に参加することになり、その結果、相手国の報復を招き、日本を焦土と化す危険があると指摘し、大軍拡・大増税の岸田政権に正面から対決する日本共産党の候補者として平和と国民生活を守るため全力をあげる決意を表明しました。 下角力県委員長は、ジェンダー平等や気候危機打開などを日本共産党の政策を紹介。補選に自民党や維新の会の候補者が名乗りをあげているもと、軍拡推進勢力と、くにしげ氏との対決であることを強調しました。 くにしげ氏の略歴 大阪市生まれ。和歌山大学卒。「しんぶん赤旗」和歌山県記者、2014年衆院選和歌山1区候補などを経て現在、党和歌山北部地区委員長・県常任委員。
杉山としお県議の必勝を
日本共産党紀北地区委員会は4日、畑野君枝前衆議院議員を招き和歌山県紀の川市で日本共産党演説会を開きました。 畑野氏は、岸田政権の戦争準備を告発するとともに、日本共産党のアジアにおける平和構想を紹介。杉山としお県議(紀の川市区・定数3)と党県議団のコロナ検査の拡充やカジノストップなど、豊富な実績を報告し、自民党よる紀北地方の県会議席独占に風穴をあけた杉山議員を再び県政へと訴えました。 杉山県議は、「新しい戦前」と言われる中、自民党国会議員の元秘書が「自民党だけではだめだ。県議会には共産党が必要だ」と言って東京から支持を広げていることを紹介。学校給食の無償化、子どもの医療費の無料化を広げ、市町村を支援したいと決意し、再選を訴えました。 畑野氏は演説会終了後、支持者宅を訪問。入党の訴えに「親として大人として子どもに恥ずかしくないように」と入党を決意しました。
くすもと文郎県議の必勝を
日本共産党日高郡市委員会と、くすもと文郎をはげます会は4日、宮本岳志衆院議員を招き日本共産党演説会を和歌山県御坊市で開きました。 くすもと県議と自民党元県議が一騎打ちの県議選御坊市区(定数1)では、元県議が事実無根の反共攻撃を掲載した「自由新報」を全戸に新聞折り込みするなど選挙を汚す行為や、同市が地元中の地元の二階俊博衆院議員が強力な引き締めをするなど激しい選挙戦が展開されています。 宮本氏は戦争国家への道を突き進む岸田政権を批判。「大軍拡・大増税ストップの日本共産党を大きく、くすもと県議を再び県政に」と訴えました。 くすもと県議はコロナ対策やカジノストップ、河川整備などの実績を報告し「どあっても、もう一回」と全力の支援を訴えました。 「私は小学校と中学校の子どもを持つ母親です。訴えたいのは給食費の無償化です」など会場からの発言が相次ぎ、必勝が訴えられました。