2022年8月

党100周年で田村副委員長が講演
日本共産党南地区委員会は27日、田村智子副委員長・参院議員を招き「日本共産党の100年」を和歌山県田辺市のホスト会場と各地域26会場をつなぎ開きました。 田村氏は、米騒動、普通選挙権運動など国民のなかで社会変革の要求が高まり、要求にまっすぐ応える政党として生まれたのが日本共産党だと強調しました。また弾圧に屈せず、国民主権・反戦平和を貫いた戦前の活動を、無産政党など国民との共同、赤旗(せっき)発行、法廷闘争など「困難ななかで党は組織としてのたたかいを続けようとした」と紹介。戦後、日本国憲法制定で果たした役割や、「50年問題」を乗り越えての綱領確定、ソ連・中国の干渉に対する自主独立のたたかいが、安保闘争やベトナム戦争反対などの闘いのなかで行われたこと、党自身の覇権主義との闘いが、「21世紀の世界をどうみるか」という改定綱領に生きていると述べました。さらに、70年代から今日にいたる反共攻撃との闘いを参加者と共有し「政治的に追い詰められているのは自民党など支配層。党の組織を大きくすることが、要求運動と政治を変える力、ここが最も問われている」と党躍進を訴えました。 参加者から「50年問題をきちっと総括していることがよくわかった」などの感想や自衛隊などの質問が出され、田村氏は丁寧に答えました。

和歌山市長選 吉本氏およばず
和歌山市長選が21日投開票され、日本共産党が参加する「活気ある住みよい和歌山市をつくる会」が自主的に支援した吉本昌純氏はおよびませんでした。当選は尾花正啓氏=自民・公明・立憲・国民推薦=です。 吉本氏は選挙戦で小中学校の給食費ゼロ、高卒までの医療費ゼロ、保育料ゼロなどの子育て支援をはじめ、将来にわたってカジノ誘致をしないことや、市北部への浄水場整備などを訴え、2万9711票、得票率31・46%を獲得しました。 開票結果を受け吉本氏は、支援への感謝をのべるとともに「今回で政治の世界からは引退しますが、私で役に立てることがあればやりたい」と話しました。 開票結果は次の通りです。 当尾花 正啓69無現 6万4721 吉本 昌純65無新 2万9711 (投票率31・54%)

和歌山市長選告示・よしもと氏が第一声
和歌山市長選が14日告示され、日本共産党が参加する「活気ある住みよい和歌山市をつくる会」が自主的に支援する元和歌山市議会議長で新人の、よしもと昌純氏(65)が立候補。現職の尾花正啓氏(69)=自民、公明、立憲、国民推薦=との一騎打ちです。(いずれも無所属) よしもと氏は、県議会が否決しとん挫した和歌山市へのカジノ誘致にいまだに固執する尾花市政を批判。小中学校の給食費無料化などの公約をかかげ支持を訴えました。