2022年4月

上富田町議選で吉本和広氏当選

 和歌山県上富田町議選(定数12、立候補13人)が24日投開票され、日本共産党の吉本和広氏(63)=現=が当選しました。 吉本氏は、子どもの医療費の高校卒業までの無料化や、学校給食の段階的無償化の検討、学童保育の充実、新型コロナ対策での中小業者への支援、コミュティーバスや乗合タクシーをより良いものに、などを公約に支持を訴え620票(2氏当選の前回より465票減)、得票率8・10%(同5・47%減)を獲得しました。 当日有権者数は1万2797人、投票率は60・74%(前回63・61%)でした。  結果詳報は次の通り。◆和歌山県上富田町議選12―13当吉本 和広63現    620⑥▽共1(2)自1(1)公1(1)無9(8)議席占有率8・33%(16・66%) (投票率60・74%)

海南市議選2氏当選2氏及ばず

 和歌山県海南市議選(定数18、2減、立候補22人)が24日投開票され、日本共産党の溝口恵敬(65)=新=、岡義明(66)=現=両氏が当選し、瀬藤幸生(68)和歌真喜子(63)=いずれも現=両氏は及びませんでした。 4氏は、ロシアによるウクライナ侵略を糾弾し「ウクライナに平和を」と訴えるとともに、小中学校の給食費負担ゼロ、歳まで医療費負担ゼロ、国保税の子どもの均等割りゼロの「3つのゼロ」や、予約型の乗合タクシー実現などをかかげて支持を訴え、合わせて2613票(前回より1407票減)、得票率12・05%(同4・61%減)獲得しました。 当日有権者数は4万1923人、投票率は52・33%(前回55・28%)でした。  結果詳報は次の通り。◆和歌山県海南市18―22当溝口 恵敬65新    734(15)当岡  義明66現    720(16) 瀬藤 幸生68現    585(19) 和歌真喜子63現    574(20)▽共2(4)自1(0)公2(2)維1(2)無12(12)定数2減、議席占有率11・11%(20・00%) (投票率52・33%)

和歌山カジノとん挫・県議会が否決

 和歌山県議会は20日、和歌山県が和歌山市への誘致をすすめてきたカジノを中核とした統合型リゾート(IR)の区域整備計画案を否決しました。これにより県は国への計画認定を申請することができなくなり和歌山カジノはとん挫しました。 日本共産党や一人会派以外の自民、公明など各党、各会派すべてが賛否について内部で分裂するなか議案への賛成18、反対22で否決されたもので、前日のIR対策特別委員会でも賛成5、反対10で否決されました。日本共産党和歌山県議団(奥村規子団長、4人)を代表して高田由一県議が討論に立ち、これまで指摘されてきた疑問や問題点がなんら解決されていないことを指摘。県民合意のないカジノ誘致に反対しました。 和歌山カジノをめぐっては、事業者のクレアベストニームベンチャーズが県と基本協定を結んだその日に取締役を全員交代。県議会特別委で資金面の不透明さに答えることができず、昨年末に予定された公聴会などが延期を余儀なくされました。住民らはカジノ反対の署名2万183を県に提出。また和歌山市ではカジノ誘致の賛否を問う住民投票条例の制定を求める署名が1カ月で必要数の3倍を超える2万39集まりました。和歌山市議会は同条例案を否決。県から求められたカジノへの同意を賛成多数で可決し、市民から批判の声があがりました。

和歌山県上富田町議選・よしもと和広候補が第一声

 和歌山県上富田町議選が19日告示(24日投票)され、日本共産党の、よしもと和広候補(63)=現=が第一声をあげました。 よしもと候補は、ロシアによるウクライナ侵略を一刻も早く終わらせようと力説。防災行政無線戸別受信機の無料貸し出しが新年度に予算化されたことなどを報告するとともに、子どもの医療費を高校卒業まで無料にすることや、学校給食の段階的無償化の検討、学童保育の充実、新型コロナで苦境に立つ中小業者への支援などの実現に全力をあげる決意を表明し、支持を訴えました。 選挙は定数12に13人が立候補。現地選対は「少数激戦のきびしい選挙です。『よしもとさんは大丈夫』などふりまかれ、ロシアを利用し共産党をおとしめるデマもあります。上富田町になくてはならない日本共産党の1議席のため大きな支援を」と訴えています。

参院選候補に前ひさし氏

 日本共産党和歌山県委員会は18日、和歌山市内で会見。参院選和歌山選挙区に県常任委員の前ひさし氏(66)を擁立すると発表しました。 前氏は、ロシアによるウクライナ侵略を一刻も早く終わらせなければならないと力説するとともに、岸田文雄首相による敵基地攻撃能力の保有、安倍晋三元首相や維新の党による核共有を「憲法9条を持つ国として、唯一の戦争被爆国として許してはならない」と批判。新型コロナウイルス感染症に対し岸田政権の成り行き任せを批判し、抜本的対策を強く要求するとともに、賃金が上がらない上に、社会保障や教育予算削減、消費税の連続引き上げを示し「経済がもろく弱い国になっている」とのべ、やさしく強い経済への転換を訴えました。また、和歌山県がすすめるカジノ誘致ストップに全力をあげる決意を表明。市民と野党の共闘を前にすすめる日本共産党の躍進で政治を変えようとよびかけました。 下角力県委員長は、比例代表での5議席獲得をめざし、選挙区で前氏を野党統一候補として擁立するための協議をすすめると表明しました。  前氏の略歴 南九州大学卒。和歌山西部民主商工会を経て、党北部地区委員長など歴任。92年と95年の参院選和歌山選挙区候補。現在、党県常任委員。

カジノ誘致で臨時県議会

 和歌山県はカジノ中核とする統合型リゾート(IR)誘致のための整備計画案を和歌山県議会に提出。県議会で18日、質疑が行われました。 日本共産党から奥村規子、高田由一両県議が登壇。奥村県議は「県民合意の得られてないものは国への申請は行うべきではない」と力説するとともに、年間650万人という過大な来訪見込みや、来訪者見込みがシンガポールの10分1なのにシンガポールの半分ほども利益を見込んでいることなどについて根拠をただしました。 高田県議は、IRによる来訪者囲い込みによって県内観光地や宿泊施設に大きな影響がでると指摘。県と事業者が結ぶ年間の実施協定について、事業者の都合でなく政治の都合でやめるとなった場合の損害賠償について事業者と県の見解の違いを示し、実施協定案を公表するよう求めました。 仁坂吉伸知事や田嶋久嗣理事は、根拠のない従来の答弁をくりかえしました。

海南市議選で4候補が第一声・大門みきし参院議員が応援

 和歌山県海南市議選が17日告示(24日投票)され、日本共産党の、岡よしあき(66)、せとう幸生(68)、和歌まきこ(63)=以上現=、溝口よしのり(65)=新=の4候補が現有議席の確保めざし第一声をあげました。 応援に駆けつけた大門みきし参院議員は、ロシアによるウクライナ侵略を糾弾するともに、自公政権などによる敵基地攻撃能力の保有、核共有を「プーチンがやっていること」ときびしく批判。同市が大きな影響を受けるカジノ誘致を「根拠のない計画」と批判し「共産党の全員当選でカジノノーの声を示そう」と訴えました。 4候補は、日本共産党市議団と市民が力を合わせ実現した中学校給食に続く小中学校の給食費負担ゼロ、中学校卒業までの医療費無料をさらに広げる18歳まで医療費負担ゼロ、国保税の子どもの均等割りゼロという3つのゼロ実現を公約。通院や買い物のために安く乗れる予約型乗合タクシーがあと一押しのところまできていることを報告し、日本共産党の全員当選で実現しようと訴えました。 選挙は定数2減の18に22人が立候補する大激戦です。現地選対は「非常にきびしい選挙です。市民の声を届け議会を動かす日本共産党の4議席をなんとしても」と最大限の支援を訴えています。

日高川町議選/原孝文・山本喜平両氏が無投票当選

 和歌山県日高川町議選(定数12)が12日告示され、12人が立候補。日本共産党の原孝文(66)、山本喜平(67)両氏=いずれも現=が無投票当選し、現有議席を守りました。 両氏は、ロシアによるウクライナ侵略に抗議し、ロシア軍は即時撤退せよと要求。国連憲章と国際法を守り、国際世論の包囲で侵略を止めようと訴えました。また、町民の声を町政に届け、経験を生かし議会をリード、共同の力で願いの実現、町政を支える力として奮闘することを力説するとともに、新型コロナ対策など福祉・子育て・教育、農林業をまもり発展させる取り組みなど産業振興・定住促進、大規模災害への備えなど防災対策・環境整備などの公約に全力をあげる決意を表明しました。 議会新分野は次の通り。(カッコ内は前回との比較)▽共2(2)、無10(10)、議席占有率16・66%(16・66%)