2021年3月

ジェンダー平等のコロナ対策を

 和歌山市の日本共産党女性後援会と奥村規子県議、森下佐知子、南畑幸代、坂口多美子の3市議は27日、和歌山城一の橋前で宣伝しました。 県議、市議らは、解雇や雇止め、自殺の増加などコロナ禍で女性が深刻な状況におかれていると指摘。「医療現場の7割は女性、職場でまっさきに切り捨てられるのも女性、子育て・介護の中心も女性、DV被害が増え、子どもたちへの虐待も心配されます。日本共産党は、コロナ対策が女性を取り残していないかと政府に迫り、コロナに対しジェンダー平等の視点で解決を図ることを求めています」と紹介し、自粛と補償を一体に、働く女性・シングルマザー・妊産婦への手立てを提案する日本共産党の躍進を訴えました。

おしゃべりつどい

 奥村規子県議と中村朝人和歌山市議は24日、和歌山市東長町の日本共産党生活相談所で「おしゃべりつどい―県政・市政報告をたっぷりします」を開きました。 両議員は総選挙での日本共産党躍進を訴えるとともに、奥村県議は、県予算が論議された2月県議会を振り返り、県が実施する身近な制度を紹介。「あるものは利用し、ないものはできるように声をあげましょう」とよびかけました。中村市議は、市予算で、県内で唯一全員給食を実施していない和歌山市の中学校給食や子どもの医療費無料化が前進したことを報告。カジノ誘致がインフラ問題で財政的にも市に大きな負担を強いることを指摘しました。 参加者らは、地震が頻発しているなか「津波が来たら誰が助けてくれるの」、「うちの自治会では防災訓練があったよ」、「うちの自治会でも訓練してほしい」と話し合い、コロナ問題など様々な話題で大いに対話しました。

オンライン演説会

 20日の日本共産党近畿オンライン演説会で医療関係者後援会は和歌山市内に会場を設け視聴。事務労働者は「志位さんの言うことはその通りだと思います。介護職員の処遇改善加算の国負担分は戦闘機1機分しかありません。その戦闘機は爆買い。税金の使い方が本当におかしい。コロナ禍なのに、75歳以上の自己負担2倍化、病床削減、医療に回すどころか削るような政治は変えないといけない」と話しました。参加者らは視聴後に奥村規子県議、坂口多美子和歌山市議と懇談。「政権交代を一気にというよびかけに応えたい」、「自己責任の政治を終わらせなければいけないという訴えに共感」など感想を出し合い、また必要量の2割しか確保できないなか始まるワクチン接種に現場の混乱は必至と話し合われました。

志位委員長の演説会よびかけ

https://youtu.be/R5y4M01cp14

日本共産党近畿3・20オンライン演説会

3月20日(土)午後2時から https://youtu.be/sdCVZw_7ryU 上記URLやQRコードで見ることができます。

コロナ禍での県内経済への支援強化を 高田県議

 和歌山県議会予算特別委員会で日本共産党の高田由一県議は11日、県内経済への支援策などで質問しました。 高田県議は、新型コロナ感染症の第3波を受け京阪神で緊急事態宣言が発令された影響で、1~2月の白浜温泉の宿泊客が昨年の約3分の1まで減ったことを報告。旅館・ホテル業への支援とともに、清掃業やマッサージ業、仕入れ業など関連業者等も支援対象とするよう求めました。 大山茂商工観光労働部長は「前年比50%以上売上が減少した飲食・宿泊・旅行業者を対象に給付金を支給する。緊急事態宣言の影響で売上が減少した事業者には(宣言地域外でも)国の一時支援金がある」と答えました。 高田県議は、県内で発生した鳥インフルエンザや豚熱の対応に奮闘している紀北家畜保健衛生所が、狭く不便な実態を指摘。防疫資材の専用倉庫設置の検討や不足している獣医師確保対策を求めました。 また、県立博物館、近代美術館、自然博物館、紀伊風土記の丘の収蔵場所不足や施設・設備の老朽化、地震・津波で受ける被害などの問題を指摘し、整備や移転等の対策を求めました。

洋上風力発電のゾーニング調査ただす 楠本県議

 和歌山県議会で10日、日本共産党の楠本文郎県議が一般質問しました。 楠本県議は、日高郡から串本町までの海域で洋上風力発電のゾーニング調査を県が進めていることについて質問。温暖化対策や新産業創出に再生可能エネルギーは必要不可欠とした上で、地域住民の生活環境の維持、自然環境への影響等の見極めが重要であると強調しました。 仁坂知事は「海は観光資源であり景観や騒音、環境、船舶、漁業などの問題をクリアしないと進めることはできない。慎重かつ賢明に対処する」と答弁しました。 楠本県議は、日高川水系の河川整備について、樹木伐採の延長や、砂利採取事業者への助成を求めました。また、流域治水プロジェクトについて県土整備部長は「2021年の出水期までに対策をまとめる」と答えました。 楠本県議は、御坊リサイクルセンターの悪臭問題をとりあげ、想定外の災害が起こるなかで、法令基準以上の対策が必要となると指摘。同センターで得た教訓を、今年夏頃に供用される紀南版フェニックスに生かすことを求めました。

高校削減でなく少人数学級で学びの保障を 杉山県議

 和歌山県議会で9日、日本共産党の杉山俊雄県議が高校再編問題などで一般質問しました。 杉山県議は、昨年8月の「きのくに教育審議会答申」を受け、今年1月に県教育委員会で作成された骨子案では「今ある高校を充実させ可能な限り存続」などとしているが、生徒減を理由に多くの高校が削減されると指摘。学校規模縮小・少人数学級で学びを保障するべきと訴えました。 また、2003年の中学区制撤廃で受験競争が過熱し、高校間格差を拡大してきたと批判。全県一区制の見直しを求めました。 宮﨑教育長は「人学級のように不透明な仮定で論じることなく現実的にすすめたい。通学区設定で年前に戻ることはありえない」としました。 杉山県議は、県内で鳥インフルエンザが発生した問題で、殺処分した養鶏場の鶏や卵、飼料を評価額で交付される手当金の引き上げを国へ要求することや、鶏舎の修繕費を県で支援することを求めました。 農林水産部長は「新年度予算で畜産業の衛生管理を強化する」と応じました。

ジェンダー平等の取組強化 奥村県議

 和歌山県議会で8日、日本共産党の奥村規子県議がジェンダー平等の取組などで一般質問しました。 奥村県議は、コロナ禍により女性の失職、家事・育児の負担増大、DVなどの困難に直面し自殺者が急増するなど、ジェンダー格差が浮き彫りになっていると指摘。男女共同参画に関する県民意識調査を踏まえた現状や、改定される「第5次男女共同参画基本計画」の考え方についてただしました。 環境生活部長は「男女共同参画社会の推進に向けいくつもの課題が残されていることを認識。第5次基本計画ではあらゆる分野で女性の参画を推進し、仕事と生活の調和ができる環境整備を目指す」と答えました。 奥村県議は、新型コロナ感染を拡大させないために、医療機関・福祉施設への社会的検査を定期的に行うよう要求。また、保健所職員が感染拡大防止対策に専念できるよう体制の充実を求めました。さらに、高すぎる国保料(税)の軽減措置や減免制度を継続するよう訴えました。 県が誘致を進めるカジノについて奥村県議は、住民を加えた協議会の設置など、県民への情報公開を要求しました。

和歌山県党会議開く

 日本共産党和歌山県委員会(下角力委員長)は6日、和歌山県有田市で第回県党会議を開き、総選挙の比例代表で8万5000票の獲得と小選挙区で野党統一候補の勝利、「特別期間」を成功させ、党勢拡大、総選挙勝利をめざす活動をすすめるなどの総合計画を決定しました。 下角委員長は、総選挙比例代表の得票目標を正面にかかげ、3区の畑野良弘候補はじめすべての選挙区で野党共闘の統一候補を擁立し、勝利をめざそうと力説。県内で10万人以上との対話、後援会員を5万人にするなど「特別期間」の成功や、4月の串本町議選や田辺市議選など中間選挙への支援と必勝を訴えるとともに、志位和夫委員長を招いた近畿オンライン演説会にすべての支部がとりくもうとよびかけました。 代議員らは、コロナ禍のもとで創意工夫した様々な活動を報告しました。