2020年8月

衆院選和歌山3区に畑野氏を擁立

 日本共産党和歌山県委員会は31日、衆院選和歌山3区候補に、党和歌山3区国政対策委員長の畑野良弘(はたの・よしひろ)氏(60)を擁立すると発表しました。 畑野氏の略歴 和歌山県那智勝浦町生まれ。横浜放送映画専門学院卒。横浜中央民主商工会会長など歴任。横浜市在住中に同市議選に立候補。現在、党和歌山南地区委員。

安倍政治を終わらせよう

 清水ただし衆院議員を迎え和歌山市で30日、日本共産党北部地区委員会が「真ん中世代のつどい」を、同和歌山県自治体労働者後援会が「清水衆院議員に何でも聞く会」を開きました。 30代、40代が参加した「真ん中世代のつどい」では近畿財務局職員が森友学園問題で改ざんを強要され自殺に追い込まれた問題を清水氏が財務金融委員会で追及したビデオを上映。清水氏は「何度も断ったのに無理やり改ざんさせられた職員は自殺した。強要した幹部たちはみんな出世した。安倍首相については辞任するからといって不問にはできない」と告発しました。また戦争する国づくり、2度もの消費税引き上げ、社会保障破壊、検察庁法改悪案など安倍政権の7年余を糾弾し、安倍政治を終わらせようと訴えました。 参加者から国会質問や元法務大臣買収事件、新型コロナウイルス感染症、介護問題、野党共闘などで質問があり清水氏はひとつひとつ丁寧に回答。日本共産党への入党をよびかけました。

和泉山脈の自然を守る運動脈々と

 和歌山市は紀伊半島の北西部に位置し、人口約35万4300人、面積208.84㎢の中核市です。大阪府との県境にある北部地域は、緑豊かな和泉山脈が連なり、紀泉アルプスとも呼ばれ大福山など多くの登山愛好家に親しまれています。また、平安時代から存在する修験の道が、「葛城修験」―里人とともに守り伝える修験道はじまりの地として今年7月9日、日本遺産に認定されました。 しかし、和泉山脈への大型開発が次々と計画され、地元住民だけではなく党・議員を含む多くの方が反対運動を展開し、時には議会の力も得て阻止してきました。 1995年頃から約11年間闘われたフォレストシティ計画は、広大な山林を伐採し、ゴルフ場やホテルを建設する計画でしたが住民が勝利。 2011年から約9年間は大阪府阪南市との境にある山口地域・滝畑に安定型産廃最終処分場建設計画が浮上。滝畑には熊野古道「中山王子」があり、ホタルが乱舞する所です。この山中への計画に連合自治会は16万筆以上の署名提出等の反対運動を展開。市は不許可を決定。 2016年から現在まで4カ所のメガソーラー計画は、反対する運動団体が連携し、取り組んでいます。市は、条例に基づき1つの計画を不許可とし、県の判断が注目されています。再生可能エネルギーは推進の立場ですが、命や暮らしを脅かす計画は反対です。自然豊かな和泉山脈を守ろうと結束する住民の思いが私の自慢です。 和歌山市議 南畑幸代

20人学級実現を

 宮本たけし前衆院議員は24日、和歌山県や同県紀の川市、かつらぎ町、九度山町、橋本市の教育委員会と懇談し、20人学級の実現を訴えました。 宮本氏は、長年取り組んできた20人学級実現のための取り組みをふりかえるとともに、新型コロナウイルス感染症によりいよいよ少人数学級の必要性が切迫していることを力説。全国知事会なども国に要望していることを紹介し、「この問題では、ほとんどの方に異論はありません。財政的措置も含めて実現しましょう」とよびかけました。 かつらぎ町教育長は、コロナ禍のもと分散授業などの経験をへて「いままでは学級にある程度の人数がいるのではと思っていましたが、ここにきて20人程度と考えるようになりました。目が行き届くなど利点は多い」と賛同。コロナ対策のため退職教員や教育実習にきた大学生などに必死に声をかけ学習指導員を確保するなど同町の取り組みを紹介しました。

国・県会報告会

 日本共産党御坊市委員会は23日、宮本たけし前衆院議員を招き「国・県会夕涼み報告会」を和歌山県御坊市で開きました。 宮本氏は、新型コロナウイルス感染症のPCR検査について「日本は人口10万人あたり世界150位程度」と極端に少ないことを告発。最前線で奮闘する看護師らにボーナスが支給されないなどの状況を示し、「国会を開いてしっかり議論すべきだ。安倍政権に声を上げよう」と訴えました。また近畿財務局職員が森友学園問題で改ざんを強いられ自ら命を絶った問題で「犯罪行為をやらせた人間は出世したり、ふんぞり返ったりしている」と糾弾し、政治を国民の手に取り戻そう訴えました。 楠本文郎県議は、生活相談やコロナ相談、街頭宣伝で寄せられた住民の声を紹介。「もっと医療に予算を。大規模なPCR検査の実施を」と訴えました。 和歌山県みなべ町議選(9月29日告示、10月4日投票)で2期目をめざす池田みちる町議が決意表明しました。

終戦記念日宣伝

 日本共産党の奥村規子県議と和歌山市議団は15日、和歌山市内各地で宣伝しました。 南海電鉄和歌山市駅前では、奥村県議、森下佐知子、姫田高宏、南畑幸代、中村朝人、坂口多美子、井本有一の6市議が勢ぞろいし、平和を守るため全力をあげる決意を表明。安倍晋三首相が、日本を再び戦争する国にするため憲法9条を改悪しようとしていることをきびしく批判し、「二度と惨禍を繰り返してはいけない」と訴えました。また、新型コロナウイルス感染症に対し、感染震源地(エピセンター)の住民、事業所在勤者の全体にPCR検査を実施するなど日本共産党の提案を紹介し、「軍事費を削ってコロナ対策に。いのちとくらしを守ろう」と訴えました。

串本町議補選で末永きよし氏及ばす

 和歌山県串本町議補選が9日投開票され、日本共産党の末永きよし候補は及びませんでした。 末永氏は、新型コロナウイルス感染症対策や、平和の町づくり、働く人の権利の拡充、学校給食無料化、防災の強化、コミュニティバスの改善などを公約に794票(得票率7・94%)を獲得しました。当日有権者数は1万3837人、投票率は45・07%でした。

ジェンダー平等で女性後援会が宣伝

 和歌山市の日本共産党女性後援会は7日、JR和歌山駅前で宣伝し、ジェンダー平等を訴えました。 奥村規子県議、森下佐知子、南畑幸代、坂口多美子の3和歌山市議ら参加者が次々とマイクを握り、「性暴力やハラスメントを許さない」「女性をモノ扱いしないで」と声をあげる女性や若者たちの運動が広がっていることを紹介。女性だから、男性だから、と生き方を押し付けられることなく、どの人も個人の尊厳が尊重される社会を実現しましょうと訴えました。

近畿いっせい宣伝

 JR和歌山駅前で井本有一和歌山市議は、広島・長崎に原爆が投下されて年、平和記念式典で広島市長が日本政府に対し核兵器禁止条約への署名・批准を迫り、原水爆禁止世界大会広島デーも日本政府に「世界的流れの先頭に立つよう立つよう求める」と訴えたことを紹介。唯一の戦争被爆国である日本が被爆者の願いを踏みにじり続けていることを告発し、条約を署名・批准するよう要求しました。また新型コロナウイルス感染症について、感染震源地(エピセンター)を明確にし、その地域の住民、事業所の在勤者の全体に対してPCR等検査を実施することなどを求める日本共産党の緊急申し入れを紹介し、「政治を変えよう」とよびかけました。

串本町議補選あす投票

 和歌山県串本町議選(9日投票)で日本共産党の末永きよし候補()=新=が最終盤の奮闘をしています。 末永候補は、新型コロナウイルス感染症について「国をあげての感染対策を」と力説。「希望する人にはPCR検査が受けられるようにしてほしい」という声を紹介するとともに、和歌山市まで検体を送らなければいけない現状を示し、串本町にもPCR検査体制をと提案しています。また平和の町づくりや、働く人の権利拡充、学校給食の無料化、2次避難所の確保、コミュニティーバスの運行改善などを公約に、支持を訴えています。 選挙は欠員3に4人が立候補する激戦です。現地選対は「平和憲法を守れと訴えているのは末永候補だけです。串本町のPCR検査体制強化など具体的提案も末永候補です。7年ぶりに日本共産党を2議席に。命と暮らしを守る力を倍増させましょう」と支援を訴えています。