2020年6月
県学力テストは中止を・杉山俊雄県議
和歌山県議会で日本共産党の杉山俊雄県議は19日、学校再開などで一般質問しました。 杉山県議は、休校中の遅れを取り戻そうと授業の詰め込みが行われようとしていることに懸念を表明。子どもたちを点数競争に追い立て、教職員の多忙化を加速させる全国学力テストがコロナウイルス感染症のため中止になったのに県学力テストが10月実施を延期する方向で検討していることを「現場の状況を顧みず学力テストを押し付けるのは理不尽」と中止を要求しました。宮﨑泉教育長は「今年度こそ有意義だ」と実施に固執。早期に生徒や保護者、学校に周知することが求められる高校入試の出題範囲については明言せず、ただでさえ長時間過密労働の教職員が消毒や清掃など新たな負担にあえいでいる問題では「新たな人員増は考えていない」と現場の願いに背を向けました。 和歌山市へのカジノ誘致で仁坂吉伸知事はギャンブル依存症対策について「IRカードなど対策を講じている」などの持論を繰り返し、杉山県議は「どう規制をしても防げないのがギャンブル依存症だ」とカジノ誘致中止を要求しました。
コロナ対策の充実を・高田由一県議
和歌山県議会で日本共産党の高田由一県議は17日、新型コロナウイルス感染症などで一般質問しました。 高田県議はコロナ対策で重要な位置を占める保健所が都市部を中心に全国で激減させられた一方、和歌山県では保健師や住民の運動もあり7保健所1支所が維持されてきたことを示し、県の姿勢をただしました。仁坂吉伸知事は、コロナ対策での保健所が果たした役割を報告し「地域住民の安全・安心の拠点となるように一層の機能向上を図る」と答弁。紀南地方に検査機器もすえたPCR検査センターを設置する問題については「(検査体制を)きちんと整える」という答弁にとどまりました。宮本浩之福祉保健部長は、大幅な収入減となっている医療機関支援について持続化給付金などの活用を紹介するにとどまり、情報共有不足が指摘される市町村との関係について「個人情報の保護に配慮しつつ情報共有を行う」としました。 今国会で審議が見送られた種苗法改正案について角谷博史農林水産部長は国の主張を代弁。高田県議は農家の自家増殖が禁止され、大手の種子企業に種の権利が独占される懸念を表明しました。
近畿いっせい宣伝
日本共産党は12日、近畿いっせい宣伝を実施。JR和歌山駅前で宣伝参加者らは、新しい局面を迎えた新型コロナウイルス危機への対策の充実を力説しました。 営業自粛などで約600万人が休業を強いられるなか雇用調整助成金の相談件数と支給件数のギャップを示し申請簡素化など制度の転換を訴えました。また、PCR検査を有症状者に対して受動的に実施するやり方から、無症状者も含め検査対象を大規模に拡大した積極的検査が必要だと検査体制の抜本的強化を要求。長期の休校によって、かつてない学習の遅れと格差が生まれているもと、子どもの実態に合わせた柔軟な教育が求められていることを指摘し、1クラス20人程度、教員10万人増という日本共産党の提案を紹介しました。
古座川町議選・洞佳和氏再選
和歌山県古座川町議選が7日投開票され、日本共産党の洞佳和氏(72)=現=が当選し、現有議席を守りました。 洞氏は、先進地に学び林業で稼げる政策に取り組むことや、子育て支援、国保税の1世帯2万円の引き下げなどを訴え、175票(前回より13票減)、得票率8・81%(同0・26%増)を獲得しました。 当日有権者数は2334人。投票率は87・23%(前回88・03)でした。
古座川町議選あす投票
和歌山県古座川町議選(7日投票)で日本共産党の洞よしかず候補(72)=現=が最終盤の奮闘をしています。 洞氏は、日本共産党が実施した町民アンケートに寄せられた「国保税は低所得者にきびしい」「国保税と国民年金で貯金が飛んでしまう」などの声を紹介し、国保税の1世帯2万円の引き下げを財源も示して提案。先進地に学び林業で稼げる政策の実現や、子育て支援に全力をあげる決意を表明し、「町民のみなさんの声をまっすぐにとどけます」と支持を訴えています。 選挙は定数10に12人が立候補する少数激戦です。「洞さんは大丈夫」という口コミが意図的に流されるなか現地選対は「大丈夫どころか、1票1票をあらそう大激戦です。同日投票の町長選に便乗して支持を広げる候補者がいるなど激しさは増すばかりです。町民のみなさんの声を届ける日本共産党の1議席、豊富な実績を持つ洞さんを再び議会に送り出してください」と最終盤の支援を訴えています。
党地方議員団が県教委に申し入れ
日本共産党和歌山県議団と同地方議員団は4日、「学校再開にあたって学習・入試への不安に応えるための申し入れ」を宮﨑泉県教育長に提出しました。 申し入れは、学習の遅れを取り戻すためであっても無理なつめこみ教育をさけることや、県立高校入試の出題範囲を見直し早急に公表する、再度の臨時休業となった場合でも学校間格差がでないように対策をする、感染への不安から登校できない児童・生徒への学習権の保障、各市町村からの教職員などの人員増要望への十分な対応、大学入試センター試験でも臨時休業の影響を考慮した対応を国に要望することなどを求めました。
古座川町議選告示
和歌山県古座川町議選が2日告示(7日投票)され、日本共産党の洞よしかず候補(72)=現=が2期目をめざし第一声を上げました。 洞氏は「山を元気にしよう。林業を基幹産業に」と力説。先進地に学び、林業で稼げるような新たな政策に取り組んでいくことを提案しました。また、コロナ対策として町独自の個人給付や学校再開に向けた感染対策の充実を町に申し入れたことを紹介するとともに、子育て支援に全力をあげることや、「国民健康保険税は年収390万円の4人家族で32万5000円。消費税を合わせれば70万円以上も払わなければならない」と高すぎる国保税を告発し、1世帯2万円の引き下げを訴えました。 選挙は定数10に12人が立候補する少数激戦です。現地選対は「ふるさとバスの増便や料金値下げなど実績豊富な洞候補は、住民の声を町政にまっすぐに届ける日本共産党の1議席です。きびしい選挙です。大きな支援を」と訴えています。