2019年11月
日本共産党地方議員団は26日、カジノ問題で県から状況を聞き取り
和歌山県の日本共産党地方議員団は26日、仁坂吉伸知事が和歌山市に誘致をすすめているカジノ問題で県から状況を聞き取りしました。 県担当者がカジノ施設への暴力団員の入場禁止を説明したのに対し、海南市の和歌真喜子市議は「カジノに入れないというが周辺への影響を考えていない。町の様相が変わってしまう」と周辺地域で反社会的組織が暗躍する不安を訴えました。また、交通渋滞について海南市の岡義昭市議は「誘致地のマリーナシティで土日に大きなイベントがあると今でも大渋滞で家から車で出られない」と交通のさらなる悪化を懸念。ギャンブル依存症対策に学校で予防教育をするという説明に紀の川市の門眞一郎市議は「法で禁じられている賭博をすることを子どもに説明できない。カジノをつくらなければそんな教育はいらない」と迫り、雑賀光夫前県議は国際会議場などいくつも建設される巨大施設が生み出す赤字をカジノ収益で埋める仕組みを指摘しました。ほか、カジノのために県道などを税金で整備する問題や、カジノ用地を県が事業者に代わり先行取得するため月議会に約77億円の上限予算額を提案することなど様々な問題がとりあげられました。
大門みきし参院議員と語るつどい(24日)
「大門みきし参院議員と日本共産党を語るつどい」が24日、和歌山県海南市と岩出市で開かれました。 大門氏は、戦争法が強行された日に市民からわきおこった「野党は共闘」のコールから市民と野党の共闘が始まったことを紹介。安倍晋三首相による「桜を見る会」私物化について「首相による犯罪」と公職選挙法違反の疑いが濃厚になっている状況を指摘し、「法律を提案する総理が犯罪に手を染める。これで審議などできるだろうか」と糾弾しました。また、戦争する国づくりの安倍改憲を告発し「いま倒さなければならない。野党が力を合わせて一気に倒そうと野党共闘が始まった」と強調。野党共闘を支え前に進めてきた日本共産党の活動を紹介し、「国民連合政権で日本はこう変わるというビジョンを示した」と希望ある政治の実現を訴えました。 会場から「党員ではないけど」という男性が信号機問題で要望するなど次々質問がだされ大門氏が丁寧に回答。日本共産党への入党を訴えました。
「桜を見る会」私物化疑惑の証拠掲載の「しんぶん赤旗」を配布・宣伝
日本共産党和歌山県委員会と同北部地区委員会は22日、JR和歌山駅前で宣伝。税金を使った公的行事「桜を見る会」の安倍晋三首相による私物化疑惑を追及しました。 党和歌山市議団がマイクをにぎり、桜を見る会疑惑が「しんぶん赤旗」日曜版のスクープと田村智子参院議員の国会質問で大きな焦点となったことを紹介。1万5000人の招待者のうち、過半数が自民党と政権中枢の推薦で、なかには安倍首相の妻・昭恵氏による推薦もあるなどの私物化を批判するとともに、日本共産党の宮本徹衆院議員が資料請求したとたんに招待者名簿を破棄するなど安倍政権で横行する疑惑隠し・隠ぺいがここでも行われていたことを告発しました。また、桜を見る会前夜祭の政治資金規正法違反の疑い指摘。「国政や税金の私物化、ウソと隠ぺいの安倍政権には退場してもらおう」と訴えました。 日曜版紙面プラスターを見た女性は「しっかりがんばってよ。共産党ががんばらな戦前みたいになってしまう」と激励。男性は「徹底的に追求してほしい。首相の妻までかかわっていたなんてけしからん」と怒りました。日曜版宣伝紙を受けとった女性が紙面を見てわざわざ戻ってきて購読を申し込みました。
災害の影に破綻開発、切実な住民の声(15日)
昨年の豪雨・台風で道路が大きく崩落した和歌山市加太の住宅地サニータウンで日本共産党の奥村規子県議、坂口多美子市議、国会議員団近畿ブロック事務所は15日、住民から実情を聞きました。 サニータウンは淡路島や四国まで望める絶景が広がる海岸に面した高台にあります。山を削り谷を埋めて造成した民間分譲地で開発業者はすでに破たん・解体しています。崩落した道路は災害復旧で市が工事をし、海岸線なども一部を除き市の施行・施行予定区間になっています。 懇談した住民は「もともと兆候はあった」といいます。1989年に土地を購入し2005年に家を建てるまでの間に水平・垂直両方向で150センチも土地が動き、家を建ててからも80センチほど動き補修しながら住んでいるといい「典型的な地すべりの地形。いつどこでなにがおこるかわからない」と告発します。隣の家の庭はこの間50センチ沈下し、住み続けることをあきらめて引っ越した人もいます。住民らは対策工事にとりくむ市を高く評価する一方、当時開発を許可した県がまともに対応しないと怒ります。 3氏は住民らとの懇談後、被害対策について県、和歌山市と懇談し、住民の声を届けました。
清水忠史衆院議員迎え「つどい」11月10日
日本共産党有田川町委員会は10日、清水忠史衆院議員を迎え「日本共産党と住民のつどい」を和歌山県有田川町で開きました。 清水氏は「安倍さんはとにかく国民の声を聞かない」と消費税増税を批判。「軽減税率」やポイント還元での混乱を紹介し、暮らしと経済を立て直すため消費税を5%に戻そうと訴えました。また「安倍政権はモラルが崩壊している」とこの間、公職選挙法違反の疑いで大臣が2人も辞任したことを報告。関西電力の原発マネー還流疑惑を「賄賂より廃炉だ」と国民の怒りを紹介し、「市民と野党の共闘、野党連合政権で政治を変えよう」と訴えました。 参加者から天皇制度や生活相談、韓国問題などで質問があり清水氏は一つ一つ丁寧に回答しました。 堀江真智子有田川町議が司会し、増谷憲有田川町議が開会あいさつ、小西敬民有田市議が活動報告、久澄顕人湯浅町議が日本共産党への入党をよびかけました。
近畿いっせい宣伝
JR和歌山駅前では井本有一和歌山市議らが宣伝。内閣改造から2カ月足らずで、菅原一秀前経済産業相が公設秘書による公職選挙法違反の疑惑で、河井克行前法相が妻の公職選挙法違反の疑惑でいずれも説明責任を果たさないまま辞任したことを「安倍政権の堕落・腐敗は底なし。首相の任命責任こそ問われる」と疑惑の徹底究明を要求しました。また、仁坂吉伸知事が和歌山市へのカジノ誘致を推進し、尾花正啓和歌山市長も「大きな経済波及効果や雇用効果を生み出す」とカジノを礼賛していることを批判。「ギャンブル依存症を増やすだけのカジノは和歌山にいらない、カジノ誘致を許すな」と訴えました。