激戦県議選西牟婁郡区・高田よしかず県議
和歌山県西牟婁選挙区(定数2)には、日本共産党の高田よしかず県議(59)のほか、自民党現職(54)、自民系新人(35)が立候補を表明しています。新人は高田氏の地元からの立候補で高田シフトの様相を呈しています。
高田氏が初めて県議選に立候補したのは27歳で、以来32年の活動の中で、県議として3期12年つとめています。定数4で初当選しましたが、定数2に削られ、2015年には得票率31%を得たものの惜敗。常に付きまとう「高田さんはいいけど、共産党だから」の声に「共産党そのものを知ってもらうしかない」と日本共産党そのものを語るつどいをくり返し開き、前回3回目の当選を果たしました。
現在、コロナ禍で、これまでのような開催が困難になるなか、家族単位や庭先で開くなど工夫を重ねています。つどいで高田氏は「みなさんの話しを聞かせてもらう場です」とあいさつし、住民らが次々と発言。共産党への注文や様々な要望が飛び交います。
定数2で勝ち抜くには日本共産党の奮闘に加え、保守の人びととの共同がカギとなります。旺盛な生活相談活動をベースに、高田氏は保守の人びとと積極的に語り合います。コロナ禍で観光地、白浜町の旅館・ホテルが大打撃を受けていた時、政府の支援策確立に先駆けて要望を聞いて回り、支援を前に進めました。従業員らへの数々の生活相談は「さすが高田県議」と評判になりました。こうしたなか、共産党とは別に保守の人たちが集まる応援団も活動しています。
この間、実施した「県政アンケート」は約300通返信がありました。特徴は、びっしりと書き込まれた要望や意見。また若い人たちが書いているのも目につきます。「国葬はやるべきではない」と「自民党と統一教会の癒着は許せない」の声は圧倒的です。日本共産党への期待とともに「中国のイメージがあるから好きになれない」「党名を変えたらどうか」などの意見もあります。高田県議は「もっと共産党を知ってもらわなくては」と奮闘しています。
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