楠本ふみろう県議が、椿山ダムの放流問題について質問

 和歌山県議会で日本共産党の楠本文郎県議は20日、災害対策などで一般質問しました。

 楠本県議は、3年前の水害時、放流により大きな被害を出した日高川にある県営椿山ダムについて「(堆積土砂で)貯水容量が小さくなっているのではないか」「海抜184メートル以下に事前放流しておくことも視野に入れるべきだ」などの市民の声を紹介。「住民の意識として『ダムがあるから洪水はあり得ない』の意識から脱却する必要がある」とダムの適切な運用を求めました。髙松諭県土整備部長は「ダムの堆積土砂は全国的な課題になっている。情報収集に努める」と答弁。また日高川水系整備計画の進ちょく状況を報告しました。

 国税の森林環境税と県税の紀の国森づくり税について「なぜ目的税として二重に課税までして森林に投資するのか」という追及に角谷博史農林水産部長は公募事業などをあげ「紀の国森づくり税は森林環境税との住み分けを行っている」としました。学校司書の配置について宮﨑泉教育長は「十分な状況ではない」としました。