奥村県議 カジノ誘致は断念せよ

奥村県議 カジノ誘致は断念せよ

 和歌山県議会で日本共産党の奥村規子県議は21日、カジノ誘致の断念を求め一般質問しました。
 奥村県議は、和歌山県が優先権者候補を発表するなど全国に突出してカジノ誘致をすすめていることに「コロナ危機から県民の命と暮らし、営業を守る緊急対策が必要なときに、カジノ誘致に躍起になっている場合ではない」と力説。撤退したマカオのカジノ事業者サンシティに対し、マネーロンダリング疑惑や反社会的勢力との関連が報じられたことを示し、県の調査結果をただしました。田嶋久嗣IR担当理事は「予備調査を完了しておらず、調査結果は取りまとめていない」と公表を拒否。また、優先権者候補のカナダの投資会社クレアベストについて適格性や資金調達の確実性などをただしましたが、理事は問題ないとするばかりで事業者選定委員会の詳細な議事録の公表すら拒否しました。仁坂吉伸知事も「選定の過程に何ら問題はない」と強弁し、カジノによる和歌山活性化の持論を展開。奥村県議は「ギャンブルに県の発展をかけるようなことがあってはならい」と批判しました。