高校削減でなく少人数学級で学びの保障を 杉山県議

高校削減でなく少人数学級で学びの保障を 杉山県議

 和歌山県議会で9日、日本共産党の杉山俊雄県議が高校再編問題などで一般質問しました。
 杉山県議は、昨年8月の「きのくに教育審議会答申」を受け、今年1月に県教育委員会で作成された骨子案では「今ある高校を充実させ可能な限り存続」などとしているが、生徒減を理由に多くの高校が削減されると指摘。学校規模縮小・少人数学級で学びを保障するべきと訴えました。
 また、2003年の中学区制撤廃で受験競争が過熱し、高校間格差を拡大してきたと批判。全県一区制の見直しを求めました。
 宮﨑教育長は「人学級のように不透明な仮定で論じることなく現実的にすすめたい。通学区設定で年前に戻ることはありえない」としました。
 杉山県議は、県内で鳥インフルエンザが発生した問題で、殺処分した養鶏場の鶏や卵、飼料を評価額で交付される手当金の引き上げを国へ要求することや、鶏舎の修繕費を県で支援することを求めました。
 農林水産部長は「新年度予算で畜産業の衛生管理を強化する」と応じました。