知事選 松坂氏が第一声

知事選 松坂氏が第一声

 岸本周平知事の死去にともなう和歌山県知事選が15日告示(6月1日投票)され、日本共産党県副委員長の松坂みち子氏(68)=日本共産党公認=が南海電鉄和歌山市駅前で第一声をあげました。選挙は前副知事の宮崎泉氏(66)=無所属、自民・公明・立民・国民・社民推薦=との新人2人のたたかいです。
 松坂氏は消費税減税について「大企業・大金持ちの優遇税制をただし、大軍拡をやめれば財源はある。大企業最優先、アメリカいいなりの政治をただす日本共産党だからこそ実現できる」と力説しました。賃上げした中小企業などへの「賃上げ支援事業」や、県工事などで働く人の賃金などを保障する「公契約条例」、南紀白浜空港を軍事利用する「特定利用空港」の指定撤回などを公約に支持を訴えました。
 応援に駆けつけた宮本岳志前衆院議員は「石破茂政権は大軍拡と農産物輸入拡大をトランプ関税の取引材料にしようとしている。松坂さんで和歌山の農業を守ろう」と支持を訴えました。
 教育長のとき児童・生徒の万博遠足を推進した宮崎氏は、自民党や裏金で同党を離党した国会議員らに支えられた第一声で「岸本知事の思いをつないでいきたい」としました。