序盤の動き・論戦/自共対決
和歌山県では自民党政治を変える日本共産党と裏金事件にフタをする自民党との対決が鮮明です。
1区で連敗続きの自民党は「勝てる候補者」と鶴保庸介参院議員を早々と擁立しましたが、裏金事件やダンサーパーティーの露呈で逃げ出しギリギリまで候補者を決められませんでした。2区では「裏金、政策活動費をくい逃げ」と批判される二階俊博元自民党幹事長の三男と、山下よしき副委員長が国会で「あなたが参院の裏金システムをつくったのではないか」と追及した世耕弘成前自民党参院幹事長が有権者不在の泥仕合を繰り広げています。
こうした中、井本ゆういち1区候補は「裏金で汚れた手で憲法にさわるな」と戦争国家づくりの憲法改悪を糾弾し、平和を守るため全力をあげる決意を表明しました。裏金候補と対決する、くすもと文郎2区候補は自民政治の地方破壊を告発し「農林水産業は日本の政治の大きなテーマ。国の予算をここに」と訴えています。