参院選の様相

 マスコミ記者が日本共産党の前ひさし和歌山選挙区候補を「選択的夫婦別姓で唯一の候補者」と評するなど、参院選で過去最多の7人が立候補表明している和歌山県でも日本共産党対自民党政治の対決が鮮明です。
 県民から「共産党の他は自民系3人右翼3人。わかりやすい構図だ」の声が聞かれます。衆院選に続き裏金問題に端を発した自民党の分裂選挙に公明党は自主投票。立憲民主党は、維新の会との候補者調整で、同党県連は候補者を取り下げたものの「維新を応援する可能性はゼロ」と自主投票を決めました。こうしたなか日本共産党は前氏を「立憲野党唯一の候補」として擁立。社民党県連や市民連合わかやまが前氏支援を決めました。
 和歌山県内でも日本共産党は参院選の大争点、消費税減税について、一律5%に戻しさらに廃止へと訴え、他党は「選挙が終わってから議論」(自民)や「食料品だけ2年間ゼロに」(維新)など。大企業・富裕層の優遇税制・減税をただして財源にと言える日本共産党の政策が際立ちます。