参院選 公示後の様相

 参院和歌山選挙区には日本共産党、自民、維新、参政、諸派、無所属から7人が立候補し、公明、立民、国民は比例区に集中。和歌山県でも各党とも主戦場は比例区の様相です。
 自民候補は「地方の時代」を強調しますが消費税減税など物価高騰対策はなく同党の無策ぶりを露呈。維新候補は社会保険料引き下げを公約するものの財源とする医療費4兆円削減には口をつぐみ、OTC類似薬の保険外しや、70歳以上の窓口負担増、病院ベッド11万床削減には触れることもできませんでした。日本共産党の前ひさし候補は「消費税は廃止、ただちに5%に。大儲けしている大企業、富裕層に応分の負担を」と訴えるとともに、自民、公明、維新が合意した医療費4兆円削減を批判し、訪問介護報酬を元に戻すことや診療報酬引き上げを公約。和歌山県でも訪問介護事業所がない自治体ができ、公的病院のほとんどが赤字など医療・介護の崩壊を食い止めるため日本共産党を大きくと訴えました。前候補出発式には、市民連合わかやまの豊田泰史共同代表が駆けつけ、社民党県連の東山昭久代表のメッセージが紹介されました。