争点を追う・和歌山市議選
和歌山市では、同市に計画されたカジノを中核とするIR(統合型リゾート)の中止、和泉山脈へのメガソーラー建設計画を3カ所不許可、18歳までの子ども医療費無料化、中学校全員給食など日本共産党と市民が協力すれば政治を前にすすめることができると実感された4年間でした。争点は日本共産党5人の全員当選です。
日本共産党和歌山市議団が議会で論陣を張り市民の強い要求の中で10年前に市は中学校給食の実施を約束しましたが、ふたを開ければ注文した生徒だけが業者弁当を食べるというデリバリー方式で、注文するのは生徒のうちわずか14%程度。県内で唯一、中学校給食を実施していない状況に対し党市議団と市民は「中学生全員に温かい給食を」と署名運動などにとりくみ、全員給食への扉を開きます。しかし市は今回も市民の願いに逆行。学校ごとにつくることで細かなアレルギー対応や、地元農産物の利用など食育の面でもすぐれている自校方式による実施をという市民の願いに反し、1カ所で8300食を調理・運搬するというセンター方式をすすめています。「よりよい中学校給食を考える会」(中嶋一雄代表)は10日、「自校方式の中学校給食を求める署名」2800人分を和歌山市に提出。運動は続いています。
党市議団はこの間、3つのゼロ(学校給食の負担ゼロ、高校卒業までの医療費負担ゼロ、国保の子ども負担ゼロ)をかかげ奮闘。昨年12月議会で、学校給食の無料化を求める党市議団の質問に尾花正啓市長は「県と連携しながら無償化を早期に実現したい」と答弁。また18歳までの子ども医療費の無料化も新年度予算に計上しました。
国や県いいなりにカジノ誘致をすすめ頓挫、災害でもないのに六十谷水管橋が崩落し大規模断水に混乱、新型コロナウイルス感染症では市独自の対策・支援をほとんど行わず、旧同和行政を終結できないなど問題山積みの尾花市政に市民の声を届け、実現する日本共産党5人の全員当選が期待されています。
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