奥村規子県議/子どもたちの万博動員やめよ
和歌山県議会で日本共産党の奥村規子県議は20日、大阪・関西万博に子どもたちを動員することについて「命に関わる問題。考え直せ」と迫りました。
岸本周平知事が2月に子どもたちを万博に招待すると提案したことに対し奥村県議は、3月のメタンガス爆発をはじめ、メイン会場でのメタンガス検出、猛毒PCB土壌、地盤沈下対策などで負担が青天井、大規模災害で孤島になるなど万博会場が命の危険にさらされる場所だと指摘。交通アクセスが貧弱で、昼食休憩すらままならず、安全確保に不安がある会場に子どもたちを動員するなとただしました。知事は「(万博協会にメタンガス対策について)対応を示すよう申し入れたい。安全が確保される前提で子どもたちに行ってもらいたい」としました。
奥村県議は、「著しく適さない」などの知事意見が出された3つの巨大風力発電所計画について「事業者による乱暴な開発は災害を増加させる」とただし、立石修農林水産部長は「(森林法などの申請があれば)厳格に審査する」としました。