激戦区の様相 和歌山市

 日本共産党は和歌山市区(定数15)で、おくむらのり子(71)=現=、松坂みち子(66)=新=両氏を擁立し1議席増をめざしています。ほか自民5(現有1減)、公明3(現有同)、維新3(現有2増)、国民1(現有同)、無所属3(現有同)、参政新人1の計18人が名乗りをあげるなか、政党別では、軍拡大合唱の自公とその補完勢力か、平和の日本共産党かの対決です。
 自民党和歌山県連は昨年、「和歌山県『自民党政策集』」を発表。自衛隊の明記や緊急事態対応など「4項目の条文イメージ」を示すなど、戦争する国づくりのため改憲にまっしぐらです。これに呼応するかのように、県内の串本町の航空自衛隊大島レーダー基地の司令部地下化が予定され、美浜町の陸上自衛隊和歌山駐屯地、由良町の海上自衛隊阪神基地分遣基地も基地強靭化の対象になっています。まさに戦争か平和かが問われる今回の統一地方選挙で日本共産党に入党して1年の子育てに奮闘する女性は、わが子を戦場に送らないため初めてマイクを握り「戦争を止めるのは戦争が始まっていない今。選挙がその手段です。希望を持てる政治を目指す日本共産党を」と訴えました。日本共産党の両候補は、軍拡を許さず、いのち、くらし、平和を大切にする県政実現に全力をあげ奮闘しています。
 岸本周平知事は、昨年知事選で小中学生の医療費や給食の無料化を公約しましたが、23年度予算では見送られました。和歌山カジノの中止、新型コロナの検査・医療拡充、洪水被害防止のため全国に先駆けてのダム事前放流など抜群の実績をほこる日本共産党県議団を4議席から5議席に伸ばし学校給食無料化などの実現を、の訴えに県民の期待が広がっています。