激戦和歌山市

県議選和歌山市区(定数15)・おくむらのりこ候補(71)=現、松坂みち子候補(66)=新、和歌山市議選(定数38)・森下さち子候補(60)、南畑さち代候補(72)、中村あさと候補(44)、さかぐち多美子候補(47)、井本ゆういち候補(57)=以上現

 和歌山市の統一地方選は県議選、市議選ともに政党が正面からぶつかり合う党派選挙の様相です。日本共産党は県議選での1議席増により2011年に1議席になった同選挙区の2議席の回復、市議選では前回当選者数の確保をめざしています。自民党は前回市議選に6人公認した選挙後、これまで無所属議員と会派をつくっていたのをやめ、無所属議員を入党させ9人の自民党市議団を結成。県議選は前回と同程度、市議選は前回を上回る公認が予想されます。維新の会は県議選、市議選ともに議席増を狙い、公明党は両選挙で前回と同程度の擁立が考えられます。
 和歌山カジノの県議会での否決は、市民の運動と日本共産党の議会活動の勝利です。
 県内で唯一、中学校の全員給食を実施していなかった和歌山市で、市民と日本共産党議員団のスクラムがついに実現にこぎつけました。学校給食無償化でも市民と日本共産党の共同は、8月の市長選で尾花正啓市長に中学校での無償化をかかげさせ、さらに11月の知事選で岸本周平新知事が学校給食の無償化を公約。小学校も中学校も無償化をと求めた日本共産党の質問に市長は「県と連携し無償化を早期に実現したい」と答えました。
 有功地区のメガソーラー(巨大太陽光発電施設)計画を市は7月、不許可にしました。和泉山脈を中心に計画される数々のメガソーラーに日本共産党は県議会、市議会で論陣を張り、市民と共同。県と市に太陽光発電条例がつくられ、環境破壊の計画阻止に力を発揮しています。
 コロナ禍で日本共産党は県議団が県に15回、市議団が市に10回申し入れ、議会でくり返し質問。PCR検査の充実や事業者支援が拡大しました。
 自民党と統一協会の癒着、大軍拡とそのための大増税、敵基地攻撃能力の保有など憲法を踏み破る戦争する国づくり。住民要求の実現とともに、自公政権の悪政に真っ向から対決する日本共産党の和歌山市での勝利に期待が高まっています。