統一教会被害に対応を・楠本文郎県議

 日本共産党の楠本文郎県議は20日、県議会で一般質問しました。
 楠本県議は統一協会和歌山教会が家宅捜索を受けた「新生事件」など統一協会による被害を告発。行政はいかなる催しにも加担せず寄付も受けないことを求めました。また統一協会の資金集めが印鑑詐欺などから信者に多額の献金をさせる手法に変化していることを示し、オレオレ詐欺など特殊詐欺を含めた県の対応をただしました。生駒亨環境生活部長は県消費生活センターへの相談事例や相談員のスキルアップについて報告。山崎洋平県警本部長は特殊詐欺被害について「検挙と抑止の両面での対策を推進していく」としました。
 楠本県議は和歌山南陵高校の問題について、新理事長就任後も生徒の学習環境を整えることが進んでいないと指摘。長尾尚佳企画部長は「生徒、保護者、教職員に対しすみやかに説明を行うことが重要だ。学びの場を守るための改善を強く求めていく」と答弁しました。
 再生可能エネルギー普及について寺本雅哉商工観光労働部長は、県内の太陽光、小水力、バイオマス発電の状況を報告。河川管理について福本仁志県土整備部長は日高川水系河川整備計画の進捗状況などを報告しました。