学力テスト中止せよ 杉山俊雄県議

 和歌山県議会で日本共産党の杉山俊雄県議は13日、教育や環境問題で一般質問しました。
 杉山県議は、県教育委員会が中学校の県学力テストを1回から2回に増やすことにしたことに対し、学力テスト導入以来、子どもの自殺、不登校、校内暴力、いじめが急増していること示し、「競争主義的な教育政策が子どもたちに深刻な影響を与えている」と国と県の学力テストを中止するよう要求。宮﨑泉教育長は「今後も引き続き実施する」と拒否しました。
 杉山県議は、深刻な教員の長時間労働をとりあげ、1958年の「義務標準法」では1日8時間で仕事が終わるよう制度設計されていたことを示すとともに、長時間労働で悲鳴を上げる現場の声を紹介。業務の簡素化や教員を増やせと迫りました。教育長は「教育の質の担保と教育の働き方改革の両立をめざす」としました。
 杉山県議は、再生可能エネルギーが全エネルギーのわずか3%という県の状況を示し、県の取り組みをただしました。生駒亨環境生活部長は「市町村の脱炭素化のとりくみをいっそう促進する」としました。