奥村県議一般質問・核兵器共有許すな

 和歌山県議会で日本共産党の奥村規子県議は4日、核兵器共有などで一般質問しました。
 奥村県議は、ロシアのウクライナ侵略について国連憲章や国際法に基づき外交的努力を尽くすことが重要と力説。安倍晋三元首相の核兵器共有発言を「戦争被爆国の首相を務めた人の言葉か」と糾弾し、知事の見解をただしました。仁坂吉伸知事はウクライナ侵略を「いかなる理由があるにせよ国際秩序の根幹を揺るがす」とする一方、核兵器共有について「日本を攻めるのは割に合わないと思わせる準備をすることは大事。特定の事項に関わらず議論は大事」としました。
 県が和歌山市にすすめるカジノを中核とする総合型リゾート(IR)誘致について奥村県議は「他人の不幸の上に成り立つもの。県民の中に窮乏を広げる」とカジノ誘致を断念するよう要求。事業資金の7割を集める予定の主幹銀行クレディ・スイスが「汚れたマネー疑惑」と報道されたことについて田嶋久嗣理事は「影響は特段ない」と強弁。カジノつくらないことが最大の対策であるギャンブル依存症について仁坂吉伸知事は国や県の対策を並べる従来の答弁を繰り返しました。