和歌山県議団が知事と懇談

 日本共産党和歌山県議団は8日、2022年度予算で仁坂吉伸知事と懇談しました。
 高田由一県議は新型コロナウイルス感染症の対策強化を求め、知事は深刻な県内の感染状況を示し「(入院体制など)しくみを必死に守っている」と強調。楠本文郎県議は、脱炭素社会にむけて地域や住民が求める再生可能エネルギーへと進めることを提案し、知事は「いいことはどんどん進めていく。しかし乱開発につながるような無理をしてはいけない」とのべました。奥村規子県議は、県内高卒女子の給与が全国45位と低いことや看護師が長年にわたって給与が上がらない状況があることなどを示しジェンダー平等の実現を訴え、知事は「介護の仕事がいかにたいへんか。そういう職種こそ実入りがよくなってほしい」とのべました。杉山俊雄県議は、和歌山市にある紀伊コスモス支援学校で和歌山市内より那賀地方からの児童・生徒が多いことなどを示し、那賀地方に特別支援学校をと求め、知事は「ステップを踏んでやっていく」とのべました。ほか、児童福祉にたずさわる会計年度職員の待遇改善や、紀の国森づくり基金を活用した公有林化、高齢や障害の有無にかかわらず参加できる旅行をめざすユニバーサルツーリズム、ゲノム編集トマトの苗の小学校配布問題などで意見交換しました。