楠本県議 風力発電の環境破壊許すな

 和歌山県議会で日本共産党の楠本文郎県議は18日、風力発電問題などで一般質問しました。
 楠本県議は、有田川町と日高川町境の白馬山脈の尾根伝いに今年4月から23基の風力発電が稼働を始め、さらに4300ワット12基、3200ワット11基の計画があることを示し「すさまじい環境破壊。住民の声が反映されなければならない」と指摘。4月稼働の風力発電での健康被害や森林法に基づく許認可などについてただしました。生駒亨環境生活部長は、騒音被害で事業者が測定を実施していることを報告。岩本和也農林水産部長は森林法の許認可について「自然環境の機能や価値を毀損する開発行為には厳格に審査し事業の見直しや中止を求めることも含め断固とした対応で臨む」と答弁しました。
 楠本県議は、出発時の2・25倍に跳ね上がった介護保険料についてただし、志場紀之福祉保健部長は「恒久的な保険料の軽減措置を講ずるよう国に要望している」としました。