県議団が新型コロナ感染症対策に関する緊急申し入れ

2021年4月16日
和歌山県知事
 仁坂 吉伸 様

新型コロナ感染症対策に関する緊急申し入れ(第5次)

日本共産党和歌山県議団
団 長 奥村 規子
幹事長 高田 由一
楠本 文郎
杉山 俊雄

 新型コロナウイルス感染症対策について、昼夜分かたず、対応されていることに心から敬意を表します。全国的な第4波、特に大阪における東京を上回る感染拡大の影響を受け、和歌山県でもクラスターの多発などこれまでにない状況になっています。いまこそ積極的かつ大規模なPCR検査によって無症状感染者を把握・保護し、感染拡大を抑えていく戦略的な検査に踏み出すときです。
 大規模検査についてはこれまで県は「検査時点で陰性でも、翌日感染するかもしれない」、「保健所への負担が増す」などとしてきました。しかし、この間、広島県など先進的に取り組まれてきたように、検査は陽性が判明した方のその後の感染連鎖を遮断するために重要です。また、保健所機能に負担をかけない仕組みも各地で実践されています。
 日本共産党和歌山県議団として、以下のことについて緊急に申し入れます。

1.感染が拡大している紀北地域での無症状者への社会的検査に踏み出すこと。特に医療・高齢者・障害者施設等では頻回・定期的に実施すること。

2.無症状感染者の感染連鎖を遮断するため、県内各地でモニタリング検査を開始すること。

3.環境衛生研究センターへの負担を軽減するためにも、紀南地方に行政検査の拠点となるPCR検査センターを設置すること。その際、保健所機能への負担とならないような仕組みを作ること。

4.配分が遅れているワクチンが必要な分だけ確保できるよう、国に要請すること。

5.わかやまリフレッシュプランはいったん中止して、その財源で事業者への直接支援等を実施すること。

以上