洋上風力発電のゾーニング調査ただす 楠本県議

 和歌山県議会で10日、日本共産党の楠本文郎県議が一般質問しました。
 楠本県議は、日高郡から串本町までの海域で洋上風力発電のゾーニング調査を県が進めていることについて質問。温暖化対策や新産業創出に再生可能エネルギーは必要不可欠とした上で、地域住民の生活環境の維持、自然環境への影響等の見極めが重要であると強調しました。
 仁坂知事は「海は観光資源であり景観や騒音、環境、船舶、漁業などの問題をクリアしないと進めることはできない。慎重かつ賢明に対処する」と答弁しました。
 楠本県議は、日高川水系の河川整備について、樹木伐採の延長や、砂利採取事業者への助成を求めました。また、流域治水プロジェクトについて県土整備部長は「2021年の出水期までに対策をまとめる」と答えました。
 楠本県議は、御坊リサイクルセンターの悪臭問題をとりあげ、想定外の災害が起こるなかで、法令基準以上の対策が必要となると指摘。同センターで得た教訓を、今年夏頃に供用される紀南版フェニックスに生かすことを求めました。