県議団が来年度予算で知事と懇談

 日本共産党和歌山県議団は29日、20分野180項目の「2021年度予算編成に対する申し入れ書」を県に提出し、うち10項目について仁坂吉伸知事に直接要望しました。
 核兵器禁止条約を日本が批准することについて知事は「一人の国民としては批准したらいいと思う。ただし、国政の問題なので国に働きかけない」と回答。全国で2番目に低い県庁職員の女性管理職の割合については「女性職員の採用を増やしており、管理職も増えていく」と答えました。
 コロナ禍で重要な役割を果たしている保健師の大幅増員には「足りない所に増やしていく」と応じました。
 洋上風力発電の開発については「徹底的に住民の意見を聞き、科学的な検証が大事」と答えました。
 鳥インフルエンザや豚熱が発生した養鶏所や養豚所への県独自の支援制度については「国の制度や融資制度があるが、それでも救えない場合は考えたい」としました。
 その他、新型コロナ対応医療従事者の宿泊制度改善など5項目を要望しました。