高校削減やめよ 杉山俊雄県議

 日本共産党の杉山俊雄県議は10日、和歌山県議会で高校再編計画などで一般質問しました。
 杉山県議は、15年間で県内高校29を20に減らす高校再編計画について、子どもの教育を受ける権利を侵害するもので、地域の魅力・核である学校の廃止は地域の衰退の引き金になると指摘。学校適正規模を1学年4学級から6学級に引き上げたことを科学的根拠のない「ご都合主義」と批判し、難関大学進学やアスリートの育成など競争主義を一層強化する再編計画に反対しました。教育長は、県内どこでも格差のない教育のためなどと主張しましたが根拠を示しませんでした。
 杉山県議は、教員への1年単位の変形労働時間制について、導入の大前提である残業月45時間という国のガイドラインをどうクリアするのかと迫り、教育長は会議の簡素化など従来の対策をくり返しました。
 杉山県議は「部落差別解消推進条例」一部改正で、部落差別の定義がなく県の主観的判断で認定される欠陥条例をきびしく批判しました。企画部長は、部落差別は過去の問題ではないなど従来の答弁をくり返しました。