2020年度和歌山県予算案

 和歌山県は2月13日、2020年度一般会計当初予算案5905億円(前年度比374億円、6・8%増)を発表しました。
 旧同和地区の連合自治会長が和歌山市の公共事業をめぐり詐欺容疑で逮捕・起訴されようが同和行政の終結に背を向ける和歌山県は、安倍政権が強行した「部落差別」固定化法に対応する県条例を提案しようとしています。県民からは「同和問題の解決を遅らせる」と批判の声が上がっています。また汚職まみれのカジノ誘致に来年度も7800万円を計上する一方、県内すべての市町村が県制度に上乗せし高校卒業までなどに拡充している子どもの医療費無料化について県民要求に応えず就学前までを維持。少人数学級実現を願う県民の声に背を向け教職員数を減らそうとしています。
 ほか昨年実施した子どもの貧困調査をもとに居場所づくりなど「子どもを地域で育む環境づくり・困難を抱える子どもたちへの支援」に1億5600万円(前年度比1200万円増)などを計上しました。