杉山としお県議は、教員確保を要求(県議会、11日)

和歌山県議会一般質問で日本共産党の杉山俊雄県議は11日、教員確保などで県にただしました。

 杉山県議は、長時間労働による学校のブラック化で今の教育に魅力が持てず、教員志願者が減少している問題を指摘。大胆な業務削減と人員増を求めました。

 また産休や育休、病休の代替教員がみつからず、教員や子どもたちにしわ寄せがいっている問題を指摘。正規教員数を増やし、ゆとりある教育活動の実現を求めました。

 宮崎教育長は「将来を見通した採用計画を立て、教員の適正配置にとりくむ」と答えました。

 杉山県議は、中学3年生全員を対象に全額公費負担で実施される英語検定について質問。不公平な公費負担や英語嫌いをつくるなどで英語力の格差を拡大していると批判し、希望者だけが自費で受験すべきと訴えました。

 2年前の台風12号で浸水被害が大きかった貴志川流域については、河道掘削や樹木伐採と相乗効果が期待される早急な排水対策を求めました。

 農林水産部長は「排水機場の新設や改修を行う」、県土整備部長は「貴志川の樹木約2万平方メートルを伐採する」と答えました。