日韓問題学習会(和歌山市内)

「しんぶん赤旗」近畿版より

 日本共産党和歌山県委員会と同後援会、同北部地区委員会は13日、学習会「日韓関係どうなっているの?どうするの?」を和歌山市で開きました。

 講演した党国際委員会の田川実事務局長は、徴用工問題などで日韓関係を破綻させている安倍政権を批判。外交的に行き詰り、経済や観光にも大きな影響を与えていることを示し、韓国政府との冷静な話し合いで事態の解決をと提案しました。また、徴用工での奴隷労働と言わざるを得ない人権侵害の実態を示し「被害者として救済を受ける権利がある」と断言するとともに、「日韓請求権並びに経済協力協定」は国同士の約束であり個人の請求権は残っており、非人道的扱いへの慰謝料は協定の枠外と指摘。「そもそも日本は韓国に対する植民地支配の賠償を行っていない」と明らかにし、被害の実態に目を向け個人請求権はあるという両国の一致点を基礎に取りくめば必ず解決できると強調しました。

 会場から次々と質問が出され田川氏が丁寧に回答。「根本的には安倍政権を変えることだ。市民と野党の共闘で日本共産党が入った連合政権をつくろう」とよびかけました。