県議会が、カジノ誘致を推進する決議を強行。日本共産党県議団(4人)は反対し、声明を発表

「しんぶん赤旗」近畿版より

 和歌山県議会は27日、「統合型リゾート(IR)の誘致に関する決議」を賛成多数で可決。日本共産党は反対討論を行うとともにカジノ誘致に反対する声明を発表しました。

 カジノ誘致を推進する同決議には、日本共産党県議団(4人)、立憲民主党と維新の会の各議員の計6県議が反対しました。

 党県議団は反対討論や声明で、カジノは人の射幸心を利用し、何も生産することなく、付加価値も生まず、人のお金を移動するだけで、勤労意欲をそぎ、カジノ業者が国民・県民のお金をまきあげるもので、まともな経済活動とはいえないと指摘するとともに、カジノ誘致によりギャンブル依存症が間違いなく増加すると告発。人口減少対策、経済成長を考えるのであれば、地域に根差した健全な施策に徹するべきだと提案し、カジノ誘致に強く反対しました。