「子どもの貧困の実態と保障・支援について」シンポジウムを開く(26日)

「しんぶん赤旗」近畿版より

 和歌山県社会保障推進協議会は26日、「子どもの貧困の実態と保障・支援について」シンポジウムを和歌山市で開きました。

 和歌山県子ども未来課の小峰伸也課長は同県が実施した「子供の生活実態調査」の結果を報告。家庭の経済状態が子どもの教育環境や生活習慣、社会性・自尊感情、健康面にはっきりと影響していることを示し、行政のとりくみを紹介しました。

 立命館大学の山本耕平教授がコーディネーターをしたシンポジウムで、生協こども診療所の佐藤洋一所長は、母子家庭の1歳の男児が肺炎などの入院歴4回と生活に追われるなか療養が不十分になるなど診療所で直面した事例を紹介。「子どもの支援のなかに『貧困』という視点を」と訴えました。

 和歌山大学の越野章史准教授は、貧困による健康への悪影響、学力形成の困難、進学や就職機会の限定を示し「貧困が世代間連鎖。機会の平等がない社会になっている」と告発しました。

 参加者から「就学援助で国基準の支給がされていない自治体が県内に少なからずある」など報告されました。

(了)